帰宅時の対処方法

家に入る前に玄関先で全身をはたき、洋服や髪の毛についた花粉を落とす

家に入る前には、玄関の外で、必ずコートや上着、帽子をぬいでパタパタと洋服・髪の毛の表面についた花粉を払い落としましょう。凄く原始的な方法だと感じるかもしれませんが、これをやるのとやらないのでは大違いですよ。天敵の花粉を家に持ち込まないようにしましょう。　

ホコリを払うタイプの衣類用ブラシなどを玄関に置いておいて、家に入る前に花粉を落とすようにブラッシングしてみてください。


帰宅後は、手洗い・うがいは必須。　可能なら、洗顔やシャワーを浴びよう。

マスクやメガネをしていても花粉をまったく吸い込まないで生活することはできません。帰宅したら、真っ先に手洗い・うがいをして、手の表面や喉の粘膜についた花粉を洗い流しましょう。可能でしたらば、帰宅後すぐにシャワーを浴びましょう。

お顔についた花粉を落とすためにも、しっかりと洗顔フォームを泡立てて、洗顔をしたほうが良いと思います。


それでも花粉を感じてしまう方は、目や鼻も洗ってしまいましょう。

洗眼薬の効果は、洗顔や目薬では落とすことができない、花粉・ほこり・ハウスダストなどを洗浄してくれることです。花粉症用の洗眼薬は医薬品であり、下記の様な成分が含まれております。目の炎症を抑える抗炎症作用のあるグリチルリチン酸二カリウム、目の炎症・かゆみを抑える抗ヒスタミン作用のあるマレイン酸クロルフェニラミンなど、花粉症の症状も合わせて緩和してくれます。使用方法は、非常に簡単で、専用の洗眼用カップに洗浄液を入れ、目にあてて瞬きをするだけです。

鼻うがいの方法は、コップにぬるま湯を入れ、その中に塩をひとつまみだけ溶かします。次に片方の鼻の穴を指で押さえ、もう片方の鼻の穴からその塩水を吸い上げます。吸い込んだ塩水を鼻からポタポタと垂らしてしまってください。これを2〜3回繰り返します。この方法になれたら、鼻から水を吸った状態で上を向き、口の中へ水を流し込んでください。しっかり吸い込まないと口の中まで入りませんので、怖がらずに勢いをつけてやってみてください。これを2〜3回繰り返し、最後にテッィシュで鼻をかみます。

鼻腔の奥の花粉がしっかりと洗浄されて、とてもすっきりするはずです。塩水が濃すぎると鼻が痛くなるので注意してくださいね。


上記3つの方法を試せば、大嫌いな花粉から身を守ることができます。最初は大変かもしれませんが、グズグズとした症状が出るよりもすっきり過ごす事ができますので、家の中には花粉を持ち込まないようにしましょう。