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身長に対するHGHの働きについて

 
お子様の成長(身長)に関しては、HGH(人成長ホルモン)の分泌量が大きく関係しております。ではどうすれば、その分泌量を増やすことができるのでしょうか?

ここでは、HGHの分泌量を増やす方法と骨を構成する栄養素についてご説明させていただきたいと思います。

HGHは、脳下垂体から分泌されます。特に運動後、睡眠時、空腹時にその分泌が促される傾向があります。ですから、お子様の内から家の中でしか遊ばない、夜更かしさせてしまう、ついつい食べさせすぎてしまう(いわば肥満の状態)は、お子様の発育を妨げてしまう生活習慣になります。ご両親が注意をすれば、すべて改善できることだと思いますので、皆さんの意識を変えることがまずは必要になります。

ソマトメジンC(成長因子)が骨を伸ばします。HGHの分泌の影響を受け、肝臓で作成されるソマトメジンCは、直接骨が伸びるような働きかけをします。これもやはり睡眠時に多く出る傾向があります。皆さんの周りにも、中学生ぐらいで夜ヒザが痛くて起きたとか、ヒザが伸びる音がしたという友人はいませんでしたか?まさにそのタイミングで骨に働きかけているのです。

HGHの分泌を促す栄養素は、たんぱく質(アミノ酸)と亜鉛です。ソマトメジンCの生成を促すのもたんぱく質(アミノ酸)、亜鉛、そしてカルシウムとビタミンB2、B6が必要です。炭水化物ももちろん重要ですが、食べ過ぎるとHGHの分泌量を低下させてしまうので、注意が必要です。

たんぱく質は、ゼラチン・ふかひれ・かつおぶし・たたみいわし・するめ・煮干・ビーフジャーキー・高野豆腐・シラス干し・いわし・いくら・すじこ・牛肉・たらこ・あじ・ハマグリ・鮎・マグロ(赤身)・落花生・ピーナッツ・パルメザンチーズ・脱脂粉乳など主に魚介類に多く含まれる傾向があります。

たんぱく質が不足すると、お子様の成長障害だけではなく、体力や免疫力が低下し、血管も細くなり脳卒中の危険性も高まりますので、注意が必要です。

アミノ酸は、鶏卵・牛乳・さけ・かつお・たい・豚肉・鶏ひき肉・牛ひき肉・プロセスチーズ・木綿豆腐・あさり・えび・いか・かになどの卵・乳製品・肉・魚介類に多く含まれます。アミノ酸は、含有量が多い食品を食べてもその10〜30%程度しか体内に吸収されません。

また吸収・分解に時間がかかり、体内でアミノ酸として使用されるまでには、3〜4時間ほどかかるので、摂取する時間帯も気にする必要があります。19時頃に食事をして、21時には睡眠すれば十分に間に合いますよね。やはり昔からの食生活が、成長においては非常に大切であることがわかるかと思います。


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