低身長の定義
お子様の身長って、平均より高いですか?それとも低いですか?平成20年の文部科学省の調査結果では、10歳男子 138.9cm 10歳女子 140.3cmです。
13歳の場合には、男子159.8cm 女子155.1cmが平均となります。下記表とお子様の身長を比較してみてください。
平均よりも2.5SD以上低い場合には、発育の遅れが懸念されますので、早めの対応が必要になります。
※インターネットで、『SDスコア計算』などと調べれば、平均との差が分かるかと思います。
※文部科学省が行っている平成20年度の学校保健統計調査の結果です。
低身長の原因としては、様々なことが考えられますが、成長ホルモンの分泌が不足する『成長ホルモン分泌不全性低身長症』は、低身長症の代表的な疾患として、知られております。
低身長症には、『家族性低身長症』・『体質性低身長症』・『原発性低身長症』などがあります。
『家族性低身長症』とは、両親のいずれかが身長が低い子を指します。
『体質性低身長症』とは、成長ホルモンの分泌が少なく、思春期が遅い子を指します。
『原発性低身長症』とは、成長ホルモンの分泌や、両親の身長も問題がなく、特別な原因が見つからない場合です。
『成長ホルモン分泌不全性低身長症』とは、脳の下垂体から分泌される成長ホルモン(HGH)の分泌量が少なくなることで背が伸びなくなる病気です。
HGH(ヒト成長ホルモン)の分泌不全は、個人差が大きく、重症の場合には、男子では138cm、女子では、126cm程度で身長が止まってしまいます。
小学校や中学校、高校に進学(入学)する前に、お子様の低身長対策を考えてみてはいかがでしょうか?思春期を過ぎると、その効果は著しく低下しますので、低身長対策ならばお子様のうちにどうぞ!